美しくなるためのエステなのに逆にトラブルが発生した場合について

エステは女性を美しくしてくれるところなのですが、なぜか行く前よりも肌が荒れてしまったり、身体にアザができてしまったり、ミスによって皮膚に火傷ができてしまうなど、施術によっては思わぬトラブルが引き起こってしまったというケースは残念ですが確かに存在します。

このようなトラブルというのは、エステ側がメンテナンス不良の粗悪なマシンを使用していたり、技術自体が未熟なエステティシャンによる単純なミスなど原因は様々あると思うのですが、消費者センターに届けられるこの手の苦情というのは、実際に年間でもかなりの数があがってくるようです。

せっかく今よりもキレイになるために決して安くはないお金を支払ってエステに行っているのに、逆に事故や被害にあってしまったとしたら、それはその方にとって抑えきれない悲しみや怒りがあることは容易に想像できます。

ここではそんなエステで起こり得る現実的なトラブルの代表例として、「肌荒れ」「アザ・内出血」「火傷」についての解説と、病院での治療や慰謝料の賠償請求などもしも自分がそれらの被害にあった後にどういった行動をすればいいいのかについて、詳しく説明していきたいと思います。

肌トラブル別にチェックしておきたい項目

・肌荒れ

エステに行くことで逆に肌が荒れるパターンとして多いのが、美顔を目的としたフェイシャルコースを受けて起こってしまうことが多く、その原因の多くがサロンで使用している化粧水やクリームなどの化粧品が自分の肌に合っていなかったことです。

またこの他にもブライダルエステでのシェービングや、ピーリングで使用する薬剤がその人に合わず炎症を起こしてしまったなどの理由が挙げられます。

<トラブルを事前に避けるために>

特に敏感肌やアトピーの方は、サロンの施術によって荒れてしまうようなトラブルが普通肌の方よりも起こりやすいのですが、それらを避けるためにはまず施術の前に行われるカウンセリング時において、自分の肌質のことをしっかりと伝えて理解してもらうことが重要です。

また本当に心配な場合は、使用する化粧品が自分に合うのかどうか事前にパッチテストしてもらうことを提案すると良いでしょう。

<このケースでサロン側がよく使う言い訳>

肌荒れではなく、「お肌の好転反応」ということをゴリ押ししてくるサロンには要注意で、その言葉を鵜呑みにしてその後もサロンの化粧品を使い続けると、状態がより悪化してしまうケースも少なからず存在します。

ですのでこのようなサロン側の言い分を鵜呑みにするのではなく、自分側で判断しその化粧品の使用を中止すること、またしばらく様子を見ても肌が落ち着かない場合は、皮膚科などの医療機関で診断を受ける必要があります。(これについては追って下の項目で説明します)


・アザ、内出血

エステで体にアザや内出血ができてしまうようなトラブルは、セルライトや脂肪を除去するために身体を強く揉み出したりつまんだりする痩身コースを受けた方に多いケースです。

この場合は個人によってそれぞれ考え方が異なるとは思いますが、まずそのようなアザや内出血ができてしまう可能性があることを、施術する前に事前にしっかりと説明を受けているかどうかや、受ける側が納得の上で合意しているかどうかが重要なポイントになるでしょう。

ただしマッサージによる揉み返しによって筋肉痛のような痛みが出ることはあるとしても、一目見て分かるぐらいのアザや内出血になってしまうのは少し異常と考えるべきで、これらの原因としては施術したエステティシャンのマッサージ技術が未熟だったり、マシンの出力ミスで必要以上に強い力をかけてマッサージをしたことによるところが大きいでしょう。

<トラブルを事前に避けるために>

自分が今までの経験でアザになりやすい体質なのを知っている方は、施術前のカウンセリングでそのことを伝え力加減に気を付けてもらうようにすること。

また施術後にアザや内出血ができてしまうようなレベルであれば、施術中にも強い痛みを感じて我慢している状態のまま受けていることが多いと思いますので、エステティシャンと気まずい思いをしたくないためにそのまま黙っておくとか、痛い方が効き目があって痩身効果が高そうなどとは思わずに、まず痛みがあるならそのことをちゃんと伝えることが重要です。

あくまでもエステは美しくなるためにトリートメントを受ける場所であって、痛みを我慢するところでは決してありませんので。

<このケースでサロン側がよく使う言い訳>

このケースでは「体から悪いものが出ていますね」、「それだけ体が滞っていた証拠です」などの言い訳をサロン側が言ってくることが多いです。

実際のところ、吸い玉を使用して行うカッピングなどの施術では内出血のような丸い跡ができて体の血流が悪い箇所はより色が濃くなるのですが、エステで行われる手や機械によるマッサージを普通の範囲で行うのであればこのような事態はやはり普通ではなく、それでもアザや内出血ができるということは、単純な怪我や傷跡であることの方が多いでしょう。

こちらも肌荒れと同様に、様子を見て肌の色や痛み・腫れが一向にひかないのであれば、自己判断で放置するのではなく病院へ行って診察を受ける必要があるでしょう。(追って下の項目で説明します)


・火傷

皮膚が火傷してしまうようなトラブルは脱毛で起こることが圧倒的に多く、これは美容クリニックのような医療機関で行われるレーザー脱毛だけでなく、エステサロンで主流になっている出力の低いフラッシュ脱毛であったとしても、火傷になってしまうケースというのは実際に起きています。

この脱毛による火傷の主な原因は、マシンを肌に強く押し付けすぎてしまうことやマシンの出力ミス、または本来脱毛してはいけないぐらい日焼けした黒い肌に対して施術を行うことなど、エステティシャン側のミスによって引き起こるケースが多いです。

脱毛の施術後は、少なからず痛みが残ったり施術個所が腫れて軽い炎症が起こることもありえるのですが、これが跡になってしまうぐらいの火傷となれば全く別の話ですし、また顔やヒジ下など目につく箇所に火傷跡が残ってしまうと、その後の生活をおくる上で深刻なダメージにもなりかねません。

個人による考え方はそれぞれですが、このケースでは病院での診断・治療はもちろんでさらに慰謝料など損害賠償も踏まえた上での対応も必要になってくるかもしれません。

エステでトラブルになった場合に行うべきその後の具体的な対処法

上ではエステで起こり得る、トラブルの代表的なものを解説しました。

次に、そのような被害を受けた後に自分はどんな行動をとればいいのかについてを細かく解説していきたいと思いますが、必ずしもエステ側のミスではない場合や、また個人の感じ方と実際のダメージというのはそれぞれ異なると思います。

ここでは具体例として紹介していきますが、それでも決して一括りにはできませんのであくまでも参考として読んでいただければ幸いですい。

・まずは冷静にエステ側に事態を説明する

トラブルが起きてしまうと焦ってすぐに病院へ駆け込む方は多いのですが、診断する病院側でも具体的に何が原因でそのトラブルになったかが分からなければ、適切な治療というのは不可能です。

その為にまずとるべき行動として、エステ側に自分の症状を説明し何が原因で起こっているのか聞くこと、そして自分はどうすればいいのかについて判断を仰ぐようにすることが重要で、ここで感情的になったり喧嘩腰な態度をとることは賢明ではありませんので、必ず冷静に淡々とエステ側に事実のみを伝えるようにすること。

そして、ここで明らかな失敗にも関わらず一切認めない姿勢や、根拠もなく大丈夫と言ってきたり、医師でもないのに「治ります」(厳密には薬事法違反)などの言葉をもしも言われた場合は、その後の行動としてこちら側もより強硬な姿勢が必要かもしれません。

・トラブルがあった個所をカメラで撮影しておく

エステ側が責任逃れやしらばっくれたりするのを防ぐために、実際にトラブルがあったことを証拠として残しておくため、その個所をデジカメなどで撮影していつでも取り出せるように画像は手元に持っておくようにしましょう。

・病院で診察を受ける

皮膚科や美容外科などの医療機関においてエステで被害を受けたことを説明すると共に、お医者さんからキレイな状態に戻すために必要な適切な診断・治療を受けて下さい。

そして上で書いたカメラによる撮影と同様に、証拠として病院で必ず診断書を貰うようにすることと、またその際には病院側から渡されたレシートや領収書も忘れずにとっておいてそれらもまとめて保管しておいて下さい。

ここでもう1つの注意点を説明すると、トラブルがあった旨を連絡をした時にエステが提携している病院を紹介してくるケースもあると思いますが、そのようなところではエステ側に都合のいい診断をされる可能性もありますので、そのエステの息がかかっていない自分で見つけた病院に行くようにして下さい。

・消費者センターに相談する

エステの契約書や病院での診断書などを持って消費者センターに足を運び、起こった事実を伝えるなど相談を受けましょう。

消費者センターでのやりとりは直接的な問題解決にはならないかもしれませんが、実際に起こった過去の事例での請求金額や示談交渉についてなど、ここで貰えるアドバイスというのはこちら側にとって非常に参考になるでしょうし、その相談によって消費者センターが動いてエステ側に事実確認や注意喚起を行ってくれるケースもありえます。

・以上を踏まえた上でもう一度サロン側に連絡する

上記のような行動をした後に再度サロン側に連絡を入れ、施術料金の返金、治療費、病院への交通費などの請求、またトラブルによって仕事を休んだ場合はその分の給与補償、さらに慰謝料についてのことなど、必要な交渉を行ってください。

その交渉時の駆け引きとして、警察に被害届を出すことや、警察署長あてに告訴状を提出することなどの旨を伝えると有利に話ができるかもしれません。(*実際のところは、警察へ被害届や告訴状を出しても、まとまった数が集まっていなければ動いてくれないケースが多いです)

以上のような一連の行動をした後に、まだサロン側に誠実な姿勢が見られなかったり、自分が納得できるような結果ではなかったり、またちゃんと病院で治療を受けても跡が残るようなレベルの事故で絶対に許せない場合は、相応しい損害賠償を求めるために弁護士を立てて代理で交渉してもらうことや、訴訟を起こす必要があるでしょう。

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